戦友(職人仲間)
俺には何年越しの戦友(職人仲間)がいます。
一緒に仕事をした仲ではないけど、自分の仕事に対するプライド、こだわり、求めている完成度‥
同じ職人だから、彼の話をきくと「あぁ〜そこね☆そここだわるんだぁ〜!」と楽しくて仕方無い 。
彼とは車をとばして、色んな工場を見に行き、その工場の製品を食べながら、「ここの商品は、井戸水が豊富にあるからこういったもんが出来るんだよ。水もマグネシウムの割合も多いいし、ちなみに、ここウナギが名産でしょ!」
とまぁ普通とは違う目線でものを見る。
彼が十年以上向き合った商品は、たとえ俺のオヤジ「くろば亭オヤジ」でさえ作れない。
そりは彼が十年以上にわたって
さかなの種類、さかなの鮮度、あぶら、粘り、こし、水、塩分、気温、湿度、あし、匂い、そして香り、そのさかなによったスジの硬さと量などなど、とてつもない膨大なデータを身体にたたき込ん、一つの物を作り上げるためだけに向き合っているんだもん、技術とか、あーだ、こーだ、の問題ではなく、たずさわってなければ出てこない感覚!
毎日、毎日、同じ物を作り上げて解る「微妙な変化」
三崎の方は大体、彼の作った商品を一度は食べたことあるはずだけど、誰も「コレを作った人はどんな人だろう?」と考えたこともないはず。
彼も誰に認めてもらおうとか、大金を設けやろうとか、考えもせず、ただ自分の満足できる商品を追い求める姿に、俺は何度勇気づけられたか。
そんな彼と先日、一緒に仕事をするようになった。
年末に向けてのお歳暮商品である。
そのことを彼に話すと、「今使っている機械は全部使えないほどの、細かい仕事になるよ。だから昭和30年くらいの仕事‥いわゆる手作業になるよ。そうでないと完成度の高いもんは出来ないよ!」
「じゃあ俺も1から手伝わして。。」
と俺。
いいよ。
と彼!
これからが楽しみです。
こずかい‥使い果たすな‥オレ(・ω・)