戦友(職人仲間)

kurobatei_taku2011-07-28

俺には何年越しの戦友(職人仲間)がいます。


一緒に仕事をした仲ではないけど、自分の仕事に対するプライド、こだわり、求めている完成度‥


同じ職人だから、彼の話をきくと「あぁ〜そこね☆そここだわるんだぁ〜!」と楽しくて仕方無い 。




彼とは車をとばして、色んな工場を見に行き、その工場の製品を食べながら、「ここの商品は、井戸水が豊富にあるからこういったもんが出来るんだよ。水もマグネシウムの割合も多いいし、ちなみに、ここウナギが名産でしょ!」



とまぁ普通とは違う目線でものを見る。



彼が十年以上向き合った商品は、たとえ俺のオヤジ「くろば亭オヤジ」でさえ作れない。


そりは彼が十年以上にわたって



さかなの種類、さかなの鮮度、あぶら、粘り、こし、水、塩分、気温、湿度、あし、匂い、そして香り、そのさかなによったスジの硬さと量などなど、とてつもない膨大なデータを身体にたたき込ん、一つの物を作り上げるためだけに向き合っているんだもん、技術とか、あーだ、こーだ、の問題ではなく、たずさわってなければ出てこない感覚!
毎日、毎日、同じ物を作り上げて解る「微妙な変化」




三崎の方は大体、彼の作った商品を一度は食べたことあるはずだけど、誰も「コレを作った人はどんな人だろう?」と考えたこともないはず。



 
彼も誰に認めてもらおうとか、大金を設けやろうとか、考えもせず、ただ自分の満足できる商品を追い求める姿に、俺は何度勇気づけられたか。


そんな彼と先日、一緒に仕事をするようになった。




年末に向けてのお歳暮商品である。



そのことを彼に話すと、「今使っている機械は全部使えないほどの、細かい仕事になるよ。だから昭和30年くらいの仕事‥いわゆる手作業になるよ。そうでないと完成度の高いもんは出来ないよ!」



「じゃあ俺も1から手伝わして。。」



と俺。





いいよ。





と彼!









これからが楽しみです。







こずかい‥使い果たすな‥オレ(・ω・)