新たなる出会い

kurobatei_taku2012-02-21






おはようございます。

もうすぐ季節は春

植物の事はよくわかりませんが魚ならメバルがチラホラよく見えてきました。



三浦わかめもだんだんコワく(硬く)なってきたし、そろそろ春だなぁ〜と実感させられます。



海は水温が低いので透明度がよく、海底までみわたせてしまいます。



そうなると脳裏に浮かぶのが、クロです。



クロとは生物学的に「あぶらぼうず」という名前で、名の通り凄い脂がある魚で深海の深い海に生息していて、成長度が遅く取り過ぎると絶滅の恐れがある魚でとっても貴重であります。




以前は煮魚とか、味噌漬け粕漬けなどにつかわれていました。

最近になって回転寿司でつかわれるようになったのでドンドン漁獲するようになり、だんだんすくなくなってきました。


魚はお寿司で使用されてくると、値段がみるみる上昇していき、いつの間にかその魚を手がけた問屋まで苦しめる現象がおきます。



アカサバもその一つで、きんめ、むつ、メダイの外道として漁獲されていた学名ハチビキ。


味は、まぐろとカツオを足して2で割り、プラス旨味ポイント30足したくらいの美味しさ。


このアカサバもその一つ。

でも鮮度が大事な魚なので三崎沿岸市場のようや、鮮度管理体制がバッチリでないと味がわるくなってしまう。


三崎アカサバ‥というブランドをつくりたいくらい。



で、くろば亭がアカサバを使い出したのはおよそ十六年前くらい。



十六年前か‥‥



嫁と俺が、主と従僕の関係ではない頃‥‥‥いや‥‥まだ、嫁が遠慮がちな頃‥




と、ある大学生の事を思い出す。




彼と初めて会ったのはとある別荘。



いろんな方々がたくさんいる1人だったこと思い出す。



俺が頼まれて魚料理を作って皆さんにお出ししている一方、彼はトマトのパスタを皆さんにお出ししていました。


その当時イタリアンのパスタがブームであり、よく近所のナポリタンを食べていた俺は彼の「炒めないスパゲティ」を初めてたべました。




そして数日後、この前はどうも覚えてる?

みたいな感じで彼がお店に食べに来てくれました。




俺にとって彼は、なんかこう‥ジョナサンージョースタージョジョの奇妙な冒険、第一部)的な印象で、まぶしく見える好青年で、当時から魚臭い俺にとって別世界の人のように見え近寄りがたく感じていました。


それから何度も来店してくださって「今日はなにがおすすめ?」のなかになりました。


16年‥16年て簡単に思うけど、世の中はバブルあり崩壊あり、いろいろなお客さんの入れ替わりみたいな感じがありました。


贅沢三昧、シットリ、ぐでんぐでん、いろんなお客さんいました。



そんな変動がたくさんあった16年‥



常に一定のペースでくろば亭に来てくれたのが彼でした。




その彼がつい先日、TwitterのKurotaku1972にフォローしてくれたのです。




はじめ、「宮古まもるくん」?




と思いましたが、Twitter上の会話を重ねていると


「あれ?常連さん?」


と感じつつ、予約してくれた席を見ると、彼でした。



写真がこちら‥




食事後皆さんで、ニッコリ‥

















一年に一度入るか入らないかわからない

《松葉カニ

をたべました。



焼きカニにしました。










いつもありがとうございます。



これからも「くろば亭」と「くろば亭拓」をよろしくお願いいたします。









《拓》